演歌界のプリンスとして知られる氷川きよしさんが、新たな名義「KIINA.」で活動を再開しました。
しかし、この改名には思わぬ障害が立ちはだかっています。
今回は、氷川きよしさんの改名の経緯から現在の状況、そして今後の展望までを詳しく解説していきます。
氷川きよし改名の舞台裏!
氷川きよしさんは2019年頃から、自身を「kii」と呼び始めました。
これは、長年抱えてきた「演歌界のプリンス」というイメージからの脱却を図る試みでした。
その後、「ありのままで生きる」という意味を込めて、「natural」の一部を加えた「Kiina」という名前を使用するようになりました。
2023年1月から活動を休止し、4月に所属事務所からの独立を発表。
そして2024年8月、待望の活動再開を果たしました。
「KIINA.」での活動再開・商標問題の行方
活動を再開し、ファンを喜ばせる氷川きよしさん。
しかし、氷川きよしさんの新たな出発には大きな障害が立ちはだかっています。
それは、「KIINA.」という名称をめぐる商標問題です。
2023年5月、氷川きよしさんの前所属事務所が「Kiina」および「KIINA」の商標登録を出願しました。
これにより、氷川きよしさん本人がこの名前を使用できなくなる可能性が出てきたのです。
特許庁は2024年3月にこの出願を却下しましたが、前所属事務所は異議申し立てを行いました。
話が急展開したのは11月1日。
前事務所が商標登録出願を行うことを氷川きよしさん本人が承諾したという書類が特許庁に提出されたのです。
権利問題を回避するため、氷川サイドは「KIINA」と大文字で表記し、さらに「.」(ドット)をつけるという打開策も検討したようです。
「氷川きよし」も「KIINA.」もどちらも「すべて自分」だと説明し、現在の心境については、
「KIYOSHI HIKAWA+KIINA.の歌のパワーでファンの皆さまを幸せにしたい」とNEWSポストセブンで語っていました。
氷川きよしさんとしては長年の恩がある前事務所との間にいつまでも禍根を残したままにしたくなく、活動再開にあたって“承諾”というかたちで歩み寄ったのでしょう。
ファンの反応
新生氷川きよしさんのファンの反応はどうでしょうか?
氷川きよしさんの改名と新たな活動スタイルに対するファンの反応は様々です。
長年のファンの中には、従来のイメージとのギャップに戸惑いを感じる人もいるようです。
実際に、ファンクラブからの退会者が増加しているという報告もあります。
一方で、氷川きよしさんの新たな挑戦を支持する声も多く、2024年8月の復活コンサートでは、約6500人の観客を魅了しました。
しかし、商標問題の影響で、氷川きよしさんは公の場で「KIINA.」という名前を使用することに慎重にならざるを得ない状況です。
まとめ
氷川きよしさんの改名問題は、まだ結論が出ていない状況です。
今後の注目ポイントとしては以下が挙げられます。
- 商標問題の行方と、氷川きよしが「KIINA.」を正式に使用できるようになるか
- ファンの反応と、新生氷川きよしの活動への支持
- 2024年末のNHK紅白歌合戦での出場名義
新たな挑戦を続ける氷川きよしの今後の活動に、引き続き注目が集まりそうです。
氷川きよしの改名問題は、アーティストの自己表現と商標権の問題が絡み合う複雑なケースとなっています。
私たちは、この問題の行方を見守りつつ、新たな挑戦をする氷川きよしさんを応援したいですね。
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